広島駅南口開発株式会社 – 広島駅南口開発株式会社は、エールエールA館・広島駅南口地下広場を運営管理し、国際平和文化都市広島の陸の玄関にふさわしい賑わいのある新しい街づくりを目指しています

広島駅南口開発株式会社

会社概要

社名 広島駅南口開発株式会社
所在地 〒732-0822 広島市南区松原町9番1号
設立年月日 昭和63年(1988年)11月1日
資本金 52.3億円
代表取締役社長 森 正伸(もり まさのぶ)
事業内容
  • エールエールA館の管理
  • エールエールA館専門店街の運営
  • エールエールA館駐車場の運営
  • 広島駅南口地下広場の管理受託
  • 広島駅周辺地区の水辺空間の管理受託
  • エールエール
  • ひろチカドットコム
  • かわベリドットコム
決算期(事業年度の末日) 3月31日

設立目的

当社は、広島市のまちづくりの最重要課題のひとつである広島駅南口市街地再開発事業を推進するとともに、事業完成後の再開発ビル(現エールエールA館)の良好な管理運営を行うため、昭和 63年11月1日に広島市を筆頭株主とする第三セクター方式により設立いたしました。

エールエールA館

広島駅南口Aブロックとは

広島駅南口Aブロック地区の概況

広島駅南口Aブロック地区は、被爆後の焼け跡にいち早く復興し、広島市の戦後の経済発展に重要な役割を担ってきました。 しかし、その後、紙屋町・八丁堀地区が土地の高度利用や商業・業務機能の集中、また、バスターミナルや新交通システムなどの交通機能の強化により発展していく中で、当地区は相対的な社会経済地位の低下をきたすこととなりました。

また、当地区は老朽木造低層家屋が密集し、土地利用状況も細分化され、都市機能上・都市景観上の整備が十分図られていない状況となっていました。

このようなことから、昭和55年度に「広島駅表口周辺地区市街地再開発事業基本計画(広島市)」が作成され、この中で当地区は、一体的な再開発を行い、広島市の新たな広域拠点として整備を推進する地区として位置付けられました。

この計画に基づき、市街地再開発事業を施行することにより、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新及び商業機能の高度化を行うとともに当地区の権利者の生活と経営の安定・向上を図ることを目的としました。

Aブロック開発の様子
以前のAブロックの様子

広島駅南口Aブロック第一種市街地再開発事業の概要

地区名称 広島駅南口Aブロック地区
事業名称 広島駅南口Aブロック第一種市街地再開発事業
施行者 広島駅南口Aブロック市街地再開発組合
施行地区 広島市南区松原町9番の全部並びに13番及び17番の一部
地区面積 約1.2ha
施行期間 平成6年度(事業認可)~  平成11年度
Aブロック開発地図

業績

第36期事業報告(令和5年度)

エールエールA館(以下「A館」という。)や広島駅南口地下広場の管理運営に携わっている当社は、現在、大きな節目の時期を迎えています。物価の高騰により、消費者の節約志向も根強いことなどから、当社を取り巻く商業環境は依然厳しい状況にありますが、一方で、広島駅周辺地区では、新駅ビル建替え工事や路面電車の新駅ビル2階への乗入れのための工事などが着実に進んでいます。
 

また、市立中央図書館、映像文化ライブラリー等(以下「中央図書館等」という。)のA館への移転に向け、本年2月には当社の所有する土地・建物の一部を広島市に売却する不動産売買契約が広島市議会で承認され、3月にはその一部を引き渡しました。
 

このような状況の中で、収入については、核テナントである福屋の一部返床等に伴う賃料収入や駐車場収入の減少などにより、売上高は、前期比2億2,029万円減の16億6,697万円となりました。
 

費用については、不動産売却に伴う減価償却費の減少などにより、売上原価は、前期比4,980万円減の13億6,428万円となり、この結果、営業利益は、前期比2億3,259万円減の1億4,153万円の黒字となったものの、営業外損益を加えた経常利益は、前期比2億5,847万円減の1,379万円の赤字となりました。
 

また、テナントの退居に伴う解体工事の実施などにより、固定資産除却損等として3億8,149万円を特別損失として計上することとなったため、当期純利益は、前期比5億5,565万円減の4億324万円の赤字となりました。
 

当社としては、A館を商業機能に加え文化的機能を併せ持つ魅力的な複合施設に再構築することにより、当社の長期にわたる安定的な経営基盤の強化を目指しており、引き続き、広島市が実施する中央図書館等の移転工事等が、円滑に進捗するよう協力するとともに、中央図書館等と㈱福屋、各テナントが相互に連携することにより相乗効果を生み、ひいてはA館の活性化につながる取組について、関係者と協議を深めていきます。
 

また、広島駅南口地下広場について、指定管理者として、これまで以上に、人が集い賑わい魅力的な空間となるよう、積極的に取り組んでまいります。

令和5年度 損益計算書(単位:万円)

売上高166,696
売上原価136,428
売上総利益30,268
販売費及び 一般管理費16,115
営業利益14,152
営業外収益987
受取利息1
その他985
営業外費用16,518
支払利息13,312
その他3,206
経常損失(▲)▲1,378
特別利益0
特別損失38,148
法人税等125
法人税等調整額671
当期純損失(▲)▲40,324
  • ・売上高は、テナント賃料収入、駐車場収入、地下広場受託事業収入など。
  • ・売上原価は、減価償却費、地代賃料、維持管理費など。

令和5年度 貸借対照表(単位:万円)

資産3,062,014
負債2,457,857
長期借入金2,074,337
その他383,519
純資産604,157
資本金523,000
資本剰余金73,000
利益剰余金8,157
  • ・資産は、建物、土地、地上権、差入敷金、現預金など。
  • ・負債は、長期借入金、預り敷金など。

各種計画書・報告書 等

次世代育成支援対策推進法及び女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく一般事業主行動計画

環境報告書・環境計画書等

まちなかウォーカブル推進事業への取組みについて

当社では、広島市が広島駅周辺地区で進めている歩行者ネットワークの構築に貢献するため、 「まちなかウォーカブル推進事業」に取り組んでおり、都市再生推進事業制度要綱に基づき 「ウォーカブル推進計画 広島都心地区(Ⅱ期)」を作成しています。

なお、「ウォーカブル推進計画 広島都心地区(Ⅱ期)」を関連事業として位置付けしている 「都市再生整備計画 広島都心地区(Ⅱ期)」 (広島市作成)については、広島市のホームページをご覧ください。

ペデストリアンデッキ(エールエールA館2階~河岸緑地間)

完成イメージパース

※この完成パースは、イメージです。今後、関係者等との協議により、実際の完成形と異なる可能性があります。

館内通路(エールエールA館2階)

完成イメージパース

※この完成パースは、イメージです。今後、関係者等との協議により、実際の完成形と異なる可能性があります。

広島市が整備を進める広島駅とエールエールA館を繋ぐペデストリアンデッキによりエールエールA館は広島駅と地上2階レベルで接続され、さらに当社が整備を進める上図「ペデストリアンデッキ」「館内通路」により広島駅~エールエールA館~河岸緑地の歩行者ネットワークが構築されます。